異常に暑かった夏がやっと終わり、過ごしやすくなりました。
吹く風に秋の気配が感じられて気持ちいいのですが、気温が急に低くなり服装に困る日もありますよね。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
こういった病気ではない身体の不調は気温や気圧の差から引き起こされるもので、簡単な方法で良くなることも多いもの。体調を整えるに効果的な腹式呼吸についてご紹介します。
季節の変わり目は、どうして体調不良になるの?
夏から秋へと季節が変わるこの時期は暑さが残る日があるかと思えば急に肌寒く感じる日があって、「毎日毎日、何を着れば良いのか悩む」という人も多いのではないでしょうか?
朝晩と日中とでも気温が大分違いますよね。
また気圧の変化が大きく天気も変わりがちになることが、季節の変わり目の気候。こういった外の変化に対応できなくなることが、季節の変わり目の体調不良の原因です。
本来であれば私たちの身体は、季節の変わり目であっても気温差や気圧差といった周囲の変化に対応することが可能なようにできています。
変化の大きい外の環境に上手く身体を合わせることができる仕組みになっているからで、これは自律神経の働きによるものです。
しかしあまり良くない生活習慣が身についていたりストレスを受けていたりすると、自律神経に乱れが生じます。自律神経が乱れるとさまざまな変化に身体を合わせることができなくなり、体調が悪くなります。
体調不良の改善に、腹式呼吸で自律神経を整えよう!
自律神経を整えるには規則正しい生活をする、十分な睡眠を取る、栄養バランスの良い食事をする、適度な運動をする、といったことが効果的です。
もちろんストレスをなくすことも大切!カラオケをしたり趣味などの好きなことに没頭する時間を作ったりして、上手に発散すると良いでしょう。
身体にかかる負担を減らして毎日を楽しく過ごすように心がけると、自然に自律神経は整っていきます。
腹式呼吸をすることも、自律神経を整えるのに役立ちます。
腹式呼吸と言うとミュージカル歌手や舞台俳優など大きな声を出す人がやる息の仕方のイメージがあって、「声が大きくなっちゃったら、どうしよう?」なんて思いませんか?
たしかに腹式呼吸をすると大きな声が出せるようになりますが、それは「出そうと思えば」のこと。
普段の声の大きさに影響はないので、安心してくださいね。
腹式呼吸はとっても簡単!寝る前に仰向けになってやるのもオススメ
腹式呼吸は誰にでも、簡単にできます。
鼻から息を吸って口から息を吐く、というのが基本的なやり方。息を吐くときは吸っているときの倍の時間をかけるのが、コツになります。
4秒吸って8秒吐く、をスタンダードに、これでは苦しい場合は3秒吸って6秒吐く、で行います。
息を吐く前に吐く秒数で息を止める、というやり方もありますが、とにかくしっかりと息をおなかですることが大切!
最初のうちはキチンとおなかが動いているかどうか、手を当てて確認しながらやると安心ですよ。
立った状態でやるときは、足を肩幅まで広げましょう。
また腹式呼吸は寝る前にやるとリラックスしてグッスリと眠れ、睡眠の質を高める効果もあります。このときは仰向けに頭からつま先までまっすぐになるか、両手と両足を広げて大の字になって行いましょう。
今年の夏は猛暑を通り越して酷暑と呼ばれたほどの暑さで、それだけ身体にも疲れがたまっています。
秋になっても厳しい残暑の日があったり急に寒いぐらいに感じる日があったり、また台風や大雨も多く、体調を崩しがちです。
ちょっとした体調不良を簡単に改善するのに効果的なのが、自律神経を整える、腹式呼吸です。簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。