人と人とのご縁を結んで、幸せの輪を広げていき、多くの人に一生涯の安心を。

自分の好きな洋服や時計などをお客様にお勧めし、喜ばれるのを自分の喜びとしていた20代前半。「人と一生お付き合いのできる仕事を」と転進したのが、保険の仕事だったという川島元樹さん。人が好きで、感謝を忘れず、多くの仲間との交流を大切にするその姿勢が、お客様との出会いを生み出しているようです。

介護状態の10年を経て旅立った母の記憶が、保険の大切さを実感させる

―社会人になられてから今までのキャリアを教えてください。

私は祖父が横浜でテーラーをしており、スーツを仕立てている姿を見て育ったこともあって洋服がとても好きで、始めはアパレル販売のユナイテッドアローズに勤めました。

その後は、カルティエをはじめ宝飾品の高級ブランドを展開するリシュモンジャパンに移り、ジュエリーや高級時計、高級万年筆の販売や顧客管理、店舗管理などに携わりました。時計も大好きなので、仕事で表彰を受けスイスにあるブランドのアトリエに招待された時は本当にうれしかったですね。

そうするうちに、ジュエリーをよくご案内させていただいていたあるお客様から、「あなたは人の一生に携わっていく、保険の仕事をしたほうがいい」と勧められたのがきっかけで、その方のところで1年ほど保険について勉強させてもらったのです。

実は私は、自分が中高生の頃から母が患っていて、10年以上の介護を経て早くに亡くしているんです。その上で保険を学んでみるといろいろな商品があって、人生の大変な時の助けになるのだと分かり、興味が深まりました。例えば掛け捨てじゃなく積み立ての保険であれば、万一の時には保険金がおりますし、何もなければ手元に返ってくるわけで、こういう良いものがあるのなら、それを多くの人にお伝えしていきたいと思い、外資の保険会社などを経て、今に至ります。

―今のお仕事は主にどのようなことをされているのですか?

アイ・ティ・コンサルティングという独立系保険代理店の銀座にある東京オフィスで、主に個人のお客様へのライフプランニング、ファイナンシャルコンサルティングをさせていただいています。保険の仕事を始めたのはアリコジャパン、今のメットライフ生命で、3年おりましたが、その時は私自身、ドルの積立保険商品が気に入っていて、お客様にもよくお勧めをしていました。でも、みなさんやはり健康状態も家庭環境もそれぞれですから、「この方にはこういう保険商品をお勧めできたら・・・」と思うことが少なくなかったのです。

自社商品だけでなく、幅広い選択肢からその方にいちばん合っていると思われる保険をお勧めしたいという気持ちが強くなり、7年前に複数の保険会社の保険を扱う、乗合代理店に移りました。今はそれも2社目ですが、私自身には昔からのお客様も多く、理想と感じた「一生涯お付き合いできる仕事」ができていて有難いです。

助けられてきたことへの感謝から始まった、人と人とのご縁つなぎは趣味の領域

―お客様は、どういう方がいらっしゃいますか?

中心は、私と同じ30代の方でしょうか。あとは親世代にあたる、60代くらいの方もいらっしゃいます。基本的に、どなたかからのご紹介で相談に見えるのが多いですね。

私は小さな頃から家族や仲間、いろんな人に助けられてきたので、そのお返しの気持ちもあって、友人同士のご縁つなぎをするのが大好きなんです。週末は隔週ペースでそういった集まりに費やしていますね。みなさんで和気あいあいとお話できるランチ会やバーベキューだったり、例えばテニスの得意な方がお一人いらっしゃればその方を中心にしてテニスをやろうといろんな方に呼びかけて集まったりするのです。

だから日頃から友人や新たに知り合った方なども見ていて、「あの人とこの人なら話が合いそうだな」「彼ならば彼女を引っ張っていけるかも」などと、相性の良い組み合わせを考えたりしています。そうやって知り合っていただいた方たちが、実は今年だけで3組ほど結婚されているんです。これまでのトータルでは10組にはなりますね。そんな方たちから「ありがとう」などと言ってもらえると、もううれしくて止められませんね。今では私の一番の趣味のようなものです(笑)。

―そういう方たちが、新たにご相談に見えたり、他の方をご紹介くださるのですね。

そうですね、ありがたいことです。お客様とお会いするのは、ご年配の方や小さいお子さんのおられる場合には呼んでいただければご自宅へもどこへでも伺っていますし、お勤めであればお仕事が終わられた頃に喫茶店などで待ち合わせることもあります。このオフィスも地下鉄駅から上がってすぐ2分ほどの場所なので、便利だと言っていただけます。

ただ、より仕事場に近い場所に自宅を持ってこようと思って、2年前に豊洲のタワーマンションに引っ越しました。来客用のミーティングルームも個室なのでプライバシーが保たれますし、眺めのよいラウンジも人が少なく、静かな環境でゆっくりとお話ができますので、みなさん、たいへん喜んでくださいますね。

(ミーティングルームがあるフロアから撮影した夜景)

―保険の仕事に就かれておよそ10年。何か、お客様との印象的なエピソードはありますか?

これは、まさにその10年前のことになりますが、お客様第1号になってくださったのが、ジュエリーでのお客様だった方なのです。「僕が君の保険のお客さんになってあげるよ」と言ってくださり、私が初めての契約書を目の前にお出ししたその時に、私の名前が刻まれたボールペンを差し出してくださったのです。「このペンで、たくさんの人を幸せにしてね」と言われて、その、モンブランの中でも最高級品のペンを私にプレゼントしてくださったんですね。とにかくもう感激で、もちろん今もずっと大切に使わせていただいているのですが、言われたとおりに「たくさんの方を幸せにするのだ」という思いがこのペンを使うたびによみがえります。

(お客様第1号の方から頂いたモンブランのボールペン)

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川島元樹(かわしまもとき)さんのプロフィール

幼少期からシングルマザーで朝から晩まで働く母に代わり祖父母、叔父・叔母に育てられ、中学在学中より体調を崩し、介護状態となった母に代わってアルバイトで生計を立てる。
以後アパレル販売やジュエリー・高級時計販売に従事。その後、外資系保険会社などを経て、2015年6月に株式会社アイ・ティ・コンサルティング入社。

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