夫のお小遣いについて悩む妻は多いですよね。夫婦円満でいるためにも、夫のお小遣いについて知っておいてほしい内容があります。知ることにより家計が安定する可能性が高いでしょう。
夫のお小遣いの相場とは
夫のお小遣いに対して、世間の相場はどのくらいなのでしょうか。相場を理解しておくと、実際の金額を決めやすくなります。
月収の1割をお小遣いの額に
年収により多少の違いはあるものの、月収の1割程度が30代既婚男性のお小遣いの相場と言われています。
月収の1割と考えると、月収が30万円の夫なら3万円ぐらいをお小遣いとして渡している家庭が多いことに。
少し昔よりもお小遣いが減っている理由は?
以前は、もう少しお小遣いの額が多かったような気がしますよね。最近では会社での飲み会が減っている傾向があるのです。
後輩や部下を誘って飲んで帰るようなことも、以前に比べるとかなり減ったと言えるでしょう。つまり付き合いの飲み会にお金が要らなくなったため、自然にお小遣いの額が減ったのです。
以前なら、営業職ではなくても職場の人たちとの飲み会が必須でした。このためお小遣いはもう少し多めに必要だったのです。
相場についての男性の関心
相場に対して気になる男性は多いです。できれば世間の相場よりも多めにお小遣いが欲しいと思う、男のプライドもあるでしょう。
このため、周りの人に聞いて自分のお小遣いが少ない場合は、妻にそのことを伝えてお小遣いの額を上げてほしいと言うケースも。
周りの人よりもお小遣いが多いと思うと、どこか誇らしく思う男性心理もあるでしょう。
お小遣いの詳細について
お小遣いの詳細については、お小遣いの範囲内なのか、お小遣いとは別なのかが各家庭により違うこともあるでしょう。この詳細をある程度明確にしておく必要があるのです。
昼食代について
昼食代をお小遣いの範囲内で…と思うと、少しでも安く済ませようとして栄養が偏る可能性があります。栄養が偏らないように、夫の普段の昼食内容を知るのも大切。
会社に食堂がある場合には、食堂での昼食代が給料から引かれる場合もあります。共働きの場合は、妻が自分用と夫用にお弁当を作ることもあるので、昼食代が掛からない家庭もあるでしょう。
飲み代について
職場にて、どうしても参加しなければいけない飲み会については、別にお金を渡している家庭もあります。
友達と飲みに行くような場合はお小遣いで支払うようにすれば、お小遣いの範囲内での交友関係を保てるようになるでしょう。
金銭管理をどちらがするかが重要
金銭管理を夫がするのか妻がするのか、それにより夫のお小遣いの額が変わる場合もあります。金銭管理をどちらがするのかは、結婚前に話し合っておきましょう。
金銭管理が出来る夫かどうか
金銭管理を妻がしている場合と、夫と妻それぞれに収入がある場合はそれぞれの収入について金銭管理をしている家庭があります。
または、共働きではあっても妻が全て金銭管理をしている場合もあるでしょう。もし夫が金銭管理をするのなら、夫にその能力があるかを見極める必要があります。
金銭管理が出来ない夫なら、お小遣い用口座を作る
金銭管理が出来ない夫に対しては、メイン口座を管理してもらうのが不安ですよね。こういう時には、メイン口座を妻が管理して、夫の給料が振り込まれたら(月々の金額を決めておいて)夫のお小遣い用口座に振り込むシステムを利用しましょう。
例えば、じぶん銀行や住信SBIネット銀行なら可能ですから、夫のお小遣い用口座を開設しておくと安心です。
夫にお小遣いを多く渡すことのデメリット
夫にお小遣いを必要以上に渡すと、デメリットが生じます。このデメリットを把握したうえで、多く渡すかどうかを決めましょう。
ギャンブルに使う可能性も
お金に余裕があると思うと、妻に内緒でギャンブルにお金を使う夫もいます。貯金が全然出来ない状態になり、ギャンブルが癖になる場合もありますので、必要以上にお小遣いを渡すのはあまり良くないでしょう。
家族以外と遊びに行く回数が増える
友達や知人と遊びに行く回数が増えて、家族サービスをしなくなる可能性もあります。せっかくの休日でも、友達と飲みに行くのが習慣になる夫もいるでしょう。
家族を大切にしてもらうためにも、お小遣いはあまり多く渡さない方が良いのです。
夫にお小遣いを少なく渡すことのデメリット
では少なく渡せばいいのでは?と思うかもしれませんが、少なすぎるのもデメリットがあるのです。
勝手に借金をする可能性がある
妻に文句を言う夫もいますが、それでもお小遣いが増えない場合は勝手にキャッシングでお金を借りる行動に走るかもしれません。
気がつけば返せないような額に膨れ上がってしまうケースもありますので、気を付けるようにしましょう。
モチベーションが下がる
夫のお小遣いは、夫自身のモチベーションにつながります。でもお小遣いが少ないと、モチベーションが下がってしまい、仕事やプライベートなど何に対しても覇気がなくなってしまう場合もあるのです。
普段から夫婦で話し合うのが重要
夫のお小遣いの額については、夫婦で話し合うのが何より重要です。後から減らすのは難しいので、最初が肝心と言えるでしょう。
お互いに納得していれば、揉めることが少ないのです。お小遣いを見直す時期については、子供が生まれた時や仕事での変化があった時など。
常に同じ金額でいいかどうかも、夫と話し合う必要があります。環境が変わったのに、お小遣いの額について話し合わずに同じ額にしてしまうと、夫婦関係が悪くなる可能性も。
夫婦関係を良くするためにも、夫のお小遣いについては、夫の希望を聞き話し合いながら慎重に決めるようにしましょう。