優柔不断になる人の心理を知って接しやすくなる方法

優柔不断の人の心理に対して、答えを早めに出したいと思う人から見ると、理解できずに困ってしまう場面も。

なぜ優柔不断になるのか、この心理には様々なものがあります。今回はその心理を知って、接しやすくなる方法についてお伝えしていきましょう。

 

責任感がない

自分の言ったことに対して責任の持てない人は、優柔不断になりがちです。もし自分が決断をした内容について、後からトラブルになったらどうしよう…と思うので、優柔不断になってしまうのでしょう。

自分の言ったことに対して、責任が持てないと思っているので、あえてはっきりとした返事をしないようにしている人も。

でも時には、きちんとした答えが欲しい時がありますよね。こういう時には、相手を追い詰めたりしないで「どう思う?」と穏やかに聞いてみましょう。

責任追及をしないと断言する必要はありませんが、気持ちについて優しく聞いてみると、本音を少しずつでも言ってくれるはずです。

 

相手に嫌われたくない

自分の言ったことに対して、相手がどういう反応をするのかが不安。こう思うと、優柔不断になる心理がはたらくのです。

どうでもいい相手になら、適当に答えられるかもしれません。でも嫌われたくないと思う相手に対しては、できるだけ相手が不快に思わない答えを言おうとするのです。

自分の中で考え過ぎて、結果として答えを言うことができない。相手の反応が少しでも悪くなると、これ以上は自分の気持ちを言えない…と思う人もいます。

少しでも関係性を良くしたいと思うので、自分の気持ちを言わずにいるのでしょう。もし言ったとしても、関係が悪くなるとは限らないですよね。でも関係が悪くなると思い込んでしまう、ネガティブな面があるのです。

こういう相手には、対応を穏やかにするように心がけて、本音を引き出すようにしてみましょう。

 

八方美人の性格

誰からも好かれたい、そして嫌われたくないと思う人は優柔不断になりやすいです。このため、いざという時に困るケースは多いでしょう。

周りを見て、出来るだけ好かれるような行動をしていたとしても、何かを決めなければいけない時、誰かの悪口を言っているのを聞いた時など、何らかの行動が求められる場面があるのです。

こういう時に、どう動いていいのか分からないのは、八方美人の性格が理由と言えるでしょう。

人から好かれたいと思うのは、自分を認めてほしい思いがあるから。でもここでもしトラブルになったら、自分を嫌う人が出てきてしまうかもしれない。

こう考えると、自分の思いを素直に伝えることが出来なくなってしまうのです。優柔不断は優しさのように見えるのですが、時に人を傷つけることにもつながるでしょう。

機会を見て、相手に伝えると「そうかもしれない…」と思い、これからの行動については変えていこうとするかもしれません。

 

完璧主義

完璧主義なので、優柔不断になる心理がはたらく時もあります。完璧主義の人なら、ちゃんと答えを言うように思うかもしれませんが、だからこそ言えなくなってしまう時も。

もっと良い答えがあるはず、これでは納得ができないと思うので、優柔不断になってしまうのです。

でも、これに対しては周りから見ると優柔不断ですが、本人はただ最善の答えを出したいと思っているだけ。

少し待つことにより、自分自身で納得のいく答えを出すケースもあるのです。「悩んでいるの?」と聞くようにすると「そうなのよ…」と本音を言ってくれる可能性もあるでしょう。

本当は最善の策を練っている自分の努力を、誰かに理解してほしい思いがあるのです。

 

不安な気持ちが強い

もしこれを言ったら…と考えると、不安になって言えない。可能性を考えて、自分なりにこれなら大丈夫と思えないと、不安で仕方がないのです。

この不安を解消できる答えが出るまでは「うーん…」と何も言えないままの場合も。不安な気持ちを持ちやすいのは、過去の失敗が原因かもしれません。

あまり考えずに行動をしてしまって、自分が傷ついたり人を傷つけたり。こういう経験をしていると、自分の気持ちを簡単には言えなくなってしまうのです。

不安そうにしているので、表情に出ている場合が多いでしょう。この不安を解消してあげるためには、自分も一緒に悩んであげるといいかもしれません。

一人じゃないんだと思うと、気持ちを強く持てるので不安感が軽減してくるのです。「一人で悩まないで」と伝えるようにししたいですね。相手も心を開きやすくなるはずです。

 

まとめ

優柔不断になる人の心理は、悪気はなく自分の中でも気持ちをコントロールできない場合が多いでしょう。

すぐに答えを出しても、有言実行できないような人よりも誠実なタイプかもしれません。「あの人は優柔不断だから…」と最初から諦めてしまわずに、なぜそうなるのかを相手の立場になって考えるようにしてみましょう。

表情や行動、そして態度などにその原因がサインとなり出ていることがありますので、良く相手の様子を見るようにするのも大切です。


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