知ればすぐに家を買いたくなる!住宅ローン控除の仕組み

住宅ローン控除はお得な制度

よく耳にする住宅ローン控除ですが、その仕組みを理解している人はそれほど多くありません。しかしとても有利な制度なので、マイホーム購入を検討されている方は是非頭に入れておきましょう。

実は住宅ローン控除の仕組みは物凄く単純です。住宅ローンを組んだ人の年末ローン残高の1%の金額が10年間は所得税から控除されるという制度です。

例えば年末のローン残高が3,000万円の人はその年の所得税が30万円引くことが出来るのです。先に支払っている場合は30万円還付されることになるので、これは大変うれしいことです。しかも本来支払った(支払う)所得税よりも多く住宅ローン控除が取れる場合には超えた分は住民税を控除することが出来るのです。

主な要件

大まかな制度は先ほどお伝えしましたので、ここでは主なルールをお伝えします。

・面積要件
住宅ローン控除はどんな家の住宅ローンでも利用出来るわけではありません。
住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下と決められています。

・金額要件
適用できる金額も上限があります。
平成29年現在住宅ローン控除を利用する場合は1年で最大40万円、合計で400万円の適用になります。
ちなみに長期優良住宅や低炭素住宅に該当すると1年で50万円、合計で500万円利用することが出来ます。

・期間要件
住宅ローンの残存期間が10年以上のものと決められています。

・所得制限
年間合計所得金額が3,000万円以下でないと利用出来ません。

このほかにも細かいルールがありますので、詳しくは金融機関等でご確認下さい。

利用に関してのポイント

もしご夫婦名義で購入するか、どちらか一方のみの名義で購入するか迷っている場合に1つアドバイスできることがあります。
それは、住宅ローン控除は1つの物件でも2人で購入した場合にはそのどちらにも適用が出来るのです。
共働きのご夫婦が共有名義で自宅を購入した場合にはそれぞれ年間40万円までの住宅ローン控除が利用可能です。
家計単位で考えると、大きなメリットになると思います。ぜひ検討してみてください。


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