スーパーやコンビニでお買い物したとき、現金を使わずにクレジットカードや電子マネーで支払いを済ませる人が多くなってきています。
このようなキャッシュレス化は政府も後押ししていて、これからも進んで行くでしょう。
クレジットカードや電子マネーを使うとスムーズに支払いを済ませることができ、さらにポイントも貯めることができてお得です。
しかし「便利でお得」であるからこそ使いすぎてしまうのが、クレジットカードや電子マネーの怖いところ!クレジットカードや電子マネーの使いすぎを防ぐ方法を考えてみましょう。
日本のキャッシュレス決済は成長中?政府は2025年に40%を目標に
日本はキャッシュレス決済が遅れている国です。
2015年時点で中国が60%、イギリスが55%、アメリカが45%の割合でキャッシュレス決済が行われているのに対し、日本は18%にとどまっています。
おとなりの國・韓国はキャッシュレス決済の割合が90%にもなっているので、かなりの違いだということが想像できるのではないでしょうか?
日本は古くから「現金が1番安全で安心」と考える人が多く、その影響でなかなか外国のようにクレジットカードの使用が進んできませんでした。
しかし今はスマホを持つ人が多くなり「おサイフケータイ」を利用したり、切符を買わないで電車に乗ることができるようPASMO(パスモ)やSuica(スイカ)といった交通系の電子マネーを使う人が増えています。
主婦にとってはーパーでの買い物でポイントが付くnanaco(ナナコ)やWAON(ワオン)といった流通系の電子マネーは、家計の味方の頼もしい存在になりつつあるでしょう。
またネット通販が代表の通信販売の支払いはクレジットカードを使用することがほとんどなので、通販での買い物が多くなっていることもキャッシュレス決済が増えていることにつながっています。
2020年の東京オリンピック・プラリンピック開催、その後もさらに経済が発展し続けるようにと、政府は日本でもキャッシュレス決済がさらに進むことを目指しています。
経済産業省は「キャッシュレス・ビジョン」を定め、2025年にはキャッシュレス決済の割合を今の約20%から、2倍の40%とすることを目標として掲げています。
無駄遣いをしないためにはお金を使う感覚をきちんと保ち続けることが大切!
キャッシュレス決済でクレジットカードや電子マネーで支払いをすることは、使い過ぎてしまうという大きなデメリットもあります。
お店側はクレジットカードや電子マネーで支払いできるようにするために機械を導入する費用が必要になるし、手数料もかかります。
それなのにどうしてキャッシュレスにするのでしょう?
もちろん現金を扱わなくて済むので安全、機械化によって人件費が削減できるといったこともありますが、クレジットカードや電子マネーでの買い物の方が現金のときよりも多くの金額を使ってもらうことができるというメリットがお店側にはあります。
クレジットカードや電子マネーで支払いをする買い物では現金払いのときと比較して支出金額が大きくなることは、実際にデータ上で明らかになっています。
クレジットカードで後でまとめて払うのだから、電子マネーには多めにチャージしてあるから、と、ついつい高価なものや余計なものを買ってしまった経験はありませんか?
実際にお札や硬貨を数えて出すという行為をしないキャッシュレス決済では、どうしても「お金を使う」意識や感覚が薄れ無駄遣いをしてしまうので注意が必要です。
クレジットカードや電子マネーを使ったキャッシュレス決済は、今後ますます広がっていきます。
実際に現金を扱わなくても買い物に相当する額を使った感覚を意識し、使いすぎないようにしていくようにすることが必要になっていきます。
クレジットカードは使用明細を必ずチェックして無駄な買い物をしていないかチェックする、電子マネーは必要な分だけをチャージする、などすると、使いすぎ防止に役立ちます。
ぜひ上手な使い方をしてくださいね。