サッカーに没頭しながら社会人生活をスタート 保険代理店として独立の後、組織でサービス提供するFPへ

サッカー少年から、子どもたちにサッカーを教えるコーチに。自身、MFとして調整能力を磨かれ、営業職でのビジネス経験を経て、保険の世界へ飛び込んだ樋口継さん。その経緯やFPとしての仕事のやりがいを伺います。

サッカーコーチから法人営業を経て、保険代理店として独立も

―幼少からサッカーをされていたそうですね。

横浜F・マリノスのJrユースで育ちました。自身はプロ選手の道ではなく教えるようになって、大学時代から横浜F・マリノスのJrユースのコーチを務めていました。当時の教え子の多くが今、Jリーグや海外のサッカークラブで活躍してくれています。教え子で印象深いのは、川崎フロンターレに移籍しましたが、Jリーグベストイレブンに選出され、日本代表でもプレイしていた齋藤学、小学生の頃に教えていました。対戦相手では原口元気もいて、あの世代ですね。

2005年に大学卒業してからも1年ほどコーチを続けていましたが、職業としてやっていくのは経済的に難しく、営業職に就きました。オフィス・デポ・ジャパンという、法人向けオフィス事務用品販売の会社です。米国オフィス・デポ社の100%子会社で、カタログ通販のほか、当時は実店舗も展開していました。そこで、呼び込みや電話などによる営業のイロハを学ばせてもらいました。

ですが、リーマンショックのあおりで日本から撤退することとなり、web通販事業のみ継続で、営業部は解散となってしまいました。それで転職を考えたのです。

 

―それが、保険業界との出会いですね。

そうなんです。たまたまですが、お客様に保険代理店を営まれている方がおられたので相談させていただいたところ、三井住友海上の保険代理店制度を紹介されました。独立に向け同社で3年間、インシュアランス・コンサルタントとして修行し、保険商品の知識やコンサルティングの考え方を学ぶのです。生保・損保ともに法人開拓をしていきますので、お客様がつき、修了すれば独立できます。そして自身で保険代理店として、2年ほど活動しました。その後、中堅の保険代理店での勤務を経て、2017年、事業部長候補を募集していた株式会社ファミライズ・アークに転職し、今に至ります。

社内の他事業と連携。トータルのサービスメニューの一つとして保険相談を

―保険代理店として、どのような特徴がありますか?

グループ会社が求人広告、人材派遣、webマーケティング、ビジネスマッチングなど多様な事業を展開しており、互いのお客様のニーズに応えることでアプローチさせていただき、シナジー効果を上げています。他の事業における商談やご相談で保険に対するご要望があれば、当社から担当者がお伺いするという営業スタイルです。ですから、ほとんどのお客様は法人で、商談も先方のオフィスや、稀に社長様のご自宅を訪問するようなこともあります。

 

―このお仕事の醍醐味は、どういうところにあるのでしょうか?

お客様に喜んでもらえた時に、ご家族やご友人を紹介いただけることが多いのです。よい提案を行っていれば、紹介の連鎖といいますか、どんどん声を掛けていただけるようになります。こちらから営業活動に励まずともご相談案件が途切れなかったりしますので、ご提案に専念もできます。ライフプランは誰にとっても大切なことなので、喜んでいただけると自ずとご自身の大切な方にそれが伝わり、お客様がお客様を呼んでいただけるわけです。たいへんありがたいことですね。

 

―プライベートはどのように過ごされていますか?

7歳と5歳の息子がいて、2人ともサッカーをやっていますので、それに付き合う感じですね。子どもたちには好きなことをやってもらいたいけれど、サッカーを続けてもらえたら、やはりうれしいです。自分では、30過ぎると体力的に難しく、サッカーはそうそうできませんね。

昔のポジションはMF、中盤です。トップ下とかボランチなどといわれる役割で、選手でいえば本田や長谷部のイメージです。2017年に引退した、希代のスピードスターといわれるFC東京の石川直宏が同じチームで同期だったので、彼が中盤の核となることが多く、その分自分は後方を守ることになったりしていました。それで、攻めも守りも、というのが強化されたかもしれません。運動量も多いし、チームでも頼られるポジションです。そうした調整能力は、仕事する上でも活きていますね。

そのほか、サーフィンも学生時代からハマッて、一時期は毎週末、千葉に行っていました。まだ暗いうちから家を出て、朝一番から1~2時間、海に入るんです。早朝だと風が強く吹いていなくて、波乗りにはいいんですね。人も少なくて快適ですし、昼ごろには都心に戻っていました。今はなかなかですが、子どもが小さいうちは難しいでしょうか。もう少ししたら、また始められるとよいですね。

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樋口継(ひぐちけい)さんのプロフィール

2005年国士舘大学卒業後、Jrユースからプレイしていたサッカーのコーチ職を経て、法人向けオフィス事務用品販売のオフィス・デポ・ジャパン株式会社に勤務。法人営業に携わるが、4年後、リーマンショックを機に営業部が解散することとなり、転職を決意。当時のクライアントに三井住友海上保険の代理店制度を紹介され、3年間同社での修行を経て、2年間代理店を運営。2017年、株式会社ファミライズ・アークに入社。3級ファイナンシャル・プランニング技能士。

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