摂食障害、コーチング、子育て・・・ 実体験に基づく全身全霊の実践アドバイスとは

摂食障害から立ち直った経験やコーチングで得た人々をポジティブに引き上げる技術で、
多くのクライアントに指示されるFPである虫鹿恭正(むしかやすまさ)さん。
その不屈の投資哲学や、実体験に基づくコンサルティング姿勢について伺います。

長い人生では、一時的な勝ちよりも「負けないこと」こそが大事だったりする

ーFPとして常々、強く訴えられていることは?

人は社会人になって、仕事している時間が人生で一番長いもの。
1日8時間、一般にはそれが40年です。

これからは年金受給年齢も繰り下がって、さらに長くなっていくでしょう。
その中で、一番向き合う時間が長いのがお金です。
食費に交通費、家では何もしなくても光熱費がずっと課金され続けていますよね。
このお金との付き合い方の密度を上げられれば、
人生の成功や幸せにつながっていくのだと思うんです。

この、お金や保険を考えるのが入り口ですが、投資効果やリスクマネジメントが大事です。
実体験からも思うのは、勝ちに行くより、まずは負けないこと。
プロ野球でも年間通じてのペナントレースでは、
負けないことを重んじるもので、これは人生にも通じます。
80年90年という人生のスパンで、負けないことが幸せにつながるのだと、
それは保険リスクマネジメントなわけです。

金融商品や保険商品をどちらが得かなどと見るのではなく、
保険の役目や仕組みなど、人生を守る本質を伝えていきたいですね。

ーこれから子育てされる30代女性にアドバイスされるとしたら?

教育資金は大きな問題ですよね。
自分のことより子どもが最優先になるかと思いますから、住まいをどうするかは大切です。
普通のFPであれば賃貸か持ち家かを語るかもしれませんが、

私はそれ以前に、住む場所の重要性を説きたいですね。
これは、私自身、第一子を心臓病で亡くしていて思うのですが、
もしお子さんが重い病気や障がいを抱えることがあれば、
そうした医療機関の近くが住まいの条件となります。
ですが、もし既に家を購入してしまっていれば簡単には越せないし、
物件によっては二束三文で売却せざるを得なくなるかもしれません。

これは脅すわけではなく、そういう可能性もあり得るのだということです。
また、妻が保育士だったので分かるのですが、保育の方法には自由保育と集団保育の2種類あります。
本人の自主性を重んじてくれるか、集団生活を重んじるかですが、
そうした違いを踏まえてマネープランを考えていく必要がありますよね。

子どもの幸せを考える時には、
単に大学までの教育資金をどう貯めるかという視点だけではなく、
どういう環境で育てたいか、今の場所でそれが叶うかといった視点も大切ではないでしょうか。
児童手当の潤沢な自治体がいいと思って住んでみても、
そういうところは子育て世代が殺到していて、

実は引っ越したばかりの人には保育園が確保されないような現実もあります。
そうすると、共働きでマネープラン立てていたのに、
預けられずに、お母さんが働けなくて計画が狂ってしまうこともあり得ます。

人生80年から100年へ、生涯現役でいられる将来設計を

ーお金の教科書的な話ばかりではないのですね。

私自身の子育て経験から気づいた、こうした実践的なアドバイスには力を入れています。
個別のコンサルティングには、情熱を込めていますよ(笑)。
最初にまず自己紹介で全てをさらけ出しますので、
クライアントにもできれば同じように何でもお話いただきたいです。

例えば、お金の問題で子どもを諦めている方もいらっしゃいますが、
不妊治療に必要なお金の捻出の仕方などを伝授した結果、
めでたく子宝に恵まれたケースもあります。

自惚れになるかもしれませんが、
私との出会いをぜひ人生のターニングポイントとしていただきたいのです。
そうなれるよう、全身全霊込めてコンサルティングしています。

おかげ様で、これまでのクライアントからのご紹介や、
月に数回は行っている講演などをきっかけに、新たにご相談に見える方が多くいらっしゃり、
月に面談数は100ほどにもなっています。
個人の方ばかりなので、土日は90分の7~8枠が常にいっぱいの状況です。

それでも、ご希望があれば朝7時からでも夜10時からでもお受けできるようにしています。
一人でも多くの方に闘魂注入していきたいですね(笑)。

ー最後に、読者へのメッセージをお願いします。

私は最近「100年ライフコンサルタント」と名乗っています。
皆さんの人生は、20歳で就職して30歳で結婚して0年後に第一子、第二子が生まれて・・・といった金太郎飴みたいなものではないですよね。

また、人生80年どころか、100年は生きられる社会になっていきます。
そうなると人生のピークを60歳くらいに置いていてはいけません。
先手先手を打って、生涯現役だという気概を持って考えるべきです。

そうすると、これからのライフプランの立て方も、
負けないためのリスクマネジメントのかけ方も自ずと変わってくるはず。
それを一緒に考えていければと思っています。全身全霊でお手伝いさせていただきます。

ー今日はありがとうございました。

虫鹿さんの「キャリア(前編)」はこちら
虫鹿さんの「キャリア(後編)」はこちら

虫鹿恭正(むしかやすまさ)さんのプロフィール

愛知県一宮市生まれ。江戸川区在住。
大学卒業後、東証一部上場の食品メーカーにて営業職を経験。
現在は大手乗合代理店株式会社グッドウインに所属し、FPとして活動中。
年間300世帯もの相談業務の傍ら、
人生の試練にある人々のV字回復をサポートするライフコーチとしても活動。
人生の夢実現を強く後押しする熱い姿勢が好評を博している。
ファイナンシャルプランナー(AFP 日本FP協会認定)、生涯学習開発財団認定コーチ、日本IST協会公認IAT問題解決学講師。

虫鹿恭正さんへの問い合わせはこちら


タグ一覧